*年齢操作有(幼少期→現在)
*グリレ表現少々有
*いじめ良くない! ダメ絶対!
*そもそもマサラタウンにはいじめっ子なんていない
*どこかのモブショタ(いじめっ子)有
「男の子なら」 レグリ
「おいレッド!」
「……」
「もっと明るくできないのかよ」
また始まった。
「そうだぞ! もっと明るくできないのかよ根暗レッド!」
「そうだそうだ!」
「根暗! 根暗! 根暗!」
僕がこうやって苛められるようになったのはここ最近のこと。理由はよく分からない。
根暗だとか、無口だとかいつも決まったフレーズを繰り返すだけの幼稚な苛め。
別にすぐ飽きるだろうし、なにより相手の人数は3人でこっちはたったのひとり。
決して運動神経が良いとは言えない僕じゃケンカを仕掛けても到底かなうわけもなく、ボコボコにされるのがオチだからこうした苛めにはじっと黙ってるのが一番だということはここ3日間で思い知らされた。
だけど、こうした状況を黙っていられない親友が一人いる。
さながらテレビに出てくる戦隊もののヒーローのような、おせっかい焼きな僕の親友が。
「こらー! お前ら何やってんだ!」
「うわっ、グリーンが来た」
「逃げろ―!」
「ちょっと待ってくださいよー」
「お前もやるのか?」
「いえいえ……すみませんでしたー!」
あんなに大きくなっていたいじめっ子たちが、蜘蛛の子を散らすように逃げ去ってしまい僕ら二人だけがその場に残された。
「大丈夫か?」
「……うん」
「レッド、なんで言い返さないんだよ」
「だって本当のことだし……」
「じゃあ、本当のことなら何言われてもいいって言うのかよ!」
「別に、グリーンには関係ないでしょ!」
「何強がってんだよ、バカレッド!」
そう言ってグリーンは、僕の下まぶたの縁にそっと人差指を当て、溜まっていた水を払った。
そして、僕を抱きしめた。いや、抱きしめたというには少し荒々しかった。
「なんで、もっと俺を頼ってくれないんだよ……親友だろ」
「親友だからこそ、頼るわけにはいかないよ。だって、ずっと一緒にいられるわけじゃない。僕たちだっていつかは旅に出るだろ。そしたら、グリーンに頼ってばかりの僕じゃいけないんだ。だから……」
先ほど、グリーンが拭いてくれたところからまた水があふれ出す。
今度のは、水ではないれっきとした"なみだ"だった。
悲しい時に流す涙。それが僕の目から溢れ出し、頬をつーっと流れ落ちたのを感じた。
「泣くなよレッド」
「……」
「いいかレッド、男っていうのはな絶対泣いちゃいけないんだ!」
「……」
「でも、どうしても泣きたいなら俺の前で泣け。俺がいつでも守ってやるから」
「いつでも……そんなの…無理だよ…」
「無理じゃない! うーん。ずっと守ってやるためには……」
そう言ってグリーンは、唸りだした。
少したったところで、解決策が思いついたのか表情がパッと明るくなった。
「俺が、お前のこと貰ってやるよ」
「えっ?」
「そうだ! 俺って天才じゃん、結婚すればいいんだろ! そうすればずっと一緒にいられるよな! 約束な!」
「結婚?」
「結婚って言うのはな、好きな者同士がずーっと一緒にいることを約束することだってねーちゃんがいってた! レッド、俺とずっと一緒に居たいだろ?」
「うん……!」
「じゃあ決まりな!」
「うん!」
◇ ◇ ◇
「そんなことも、あったよね」
「ああ、そうだな……あのときのレッドはかわいかった。」
ふと隣の恋人に目を移すと、その恋人はぷーっと風船のように膨れ上がっていた。
なに膨れてるんだよと言いながら、俺はレッドの髪を撫でる。
「ねぇ、グリーン?」
「何だ?」
「男の子はないちゃ駄目なんだよねー」
「まぁ……基本的には……」
「ないてる人は、守ってあげなきゃいけないんだよねー」
「えっと……何が言いたいんですかレッドさん?」
「じゃあ散々啼かされてるグリーンは、僕が守ってあげなきゃね」
「はっ? 何言ってるんだよ!」
「グリーンがそう言ったんでしょ?」
「漢字……」
「ん、なんかいったー? まさか、男に二言なんてないよね?」
「モチロン デストモ……」
「じゃあ大切にしてあげるよ、ベット行こうか!」
今もあの頃も、レッドの笑顔が俺を掴んで離さない。
随分嵌ったものだなとため息をつき俺は奥の部屋へと連行される。
夜はまだまだこれからだ。
END
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苛められているショタレさん萌
いじっぱりショタグリ萌
過去の自分に嫉妬してるレッドさん
どっちのレッドも大好きだぜ!なグリーン
(20130524 まくつ綾)